名を汚す

【漢字】名を汚す
【読み】なをけがす
【意味】地位や名声の評判を悪くする。
【例文1】体罰問題でスポーツ強豪校の名を汚す。
【例文2】食中毒問題で店の名を汚す。
【例文3】不祥事問題で会社の名を汚す。

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「名を汚す」ことのないように自分の名前の由来を探ろう

「名を汚す(けがす)」とは「名誉に傷をつける、評判を落とす」ことです。日本人の苗字はたくさんの種類があっておもしろいですね。NHKの「日本人のおなまえっ」という番組ではその様々ある苗字の由来やルーツを紹介してくれる番組です。たとえば「佐藤」とか「伊藤」などと「藤」のつく苗字の方は「藤原鎌足」が大元で、藤原氏の末裔であることが多いようです。伊勢に任務として下った藤原氏の一族が「伊藤」を名乗り、加賀に下った藤原氏の一族が「加藤」と名乗ったとか。また、渡辺姓の由来は平安時代のヒーロー渡辺綱(わたなべのつな)だそうです。平安時代、源満仲は天下守護のために剣を二太刀作らせました。筑前国三笠郡の出山というところに住む唐の鉄細工が八幡大菩薩の加護を得て二尺七寸の太刀でありました。満仲が有罪の者を切らせたところ、髭まで切ったことから髭切と名付けたといわれる髭切の太刀がそのうちの一つです。髭切はその後、満仲の嫡子である源頼光の代に頼光四天王の筆頭である渡辺綱に貸し出され、綱が一条戻橋で鬼の腕を斬り、名を鬼丸と改められたと言われています。この他にも渡辺綱は大江山で紅葉狩りに来た人を次々襲っていた酒呑童子という鬼も退治したことで知られています。自分の名前の由来を調べることが名を汚さぬ第一歩かもしれませんね。