「同じ穴の狢」とは、一見関係がないようでも実は同類・仲間であることのたとえ

「同じ穴の狢」とは、一見関係がないようでも実は同類・仲間であることのたとえ。

読み方: おなじあなのむじな

意味:

  • 一見関係がないようでも実は同類・仲間であることのたとえ。
  • 多くは悪事を働く者についていう。

由来:

  • 「狢」は広く東国で狸のことをいいます。
  • 古くは「同じ穴の狐」の形が多く、近代になると「狢」の用例が多くなります。
  • 狢と狸は同じ穴で生活する習性があることから、同類・仲間を表すようになりました。

例文:

  • 二人は一見違う顔をしているが、同じ穴の狢で悪事を働いているらしい。
  • あの会社は社員が次々と不正を働いている。やはり同じ穴の狢だな。
  • 彼らは一見善良そうに見えるが、実は同じ穴の狢で金儲けのことしか考えていない。

類義語:

  • 同じ穴の狸
  • 一つ穴の狢
  • 同じ釜の飯を食った仲
  • 同じ匂いがする
  • 類は友を呼ぶ

対義語:

  • 天敵
  • 水と油
  • 犬猿の仲

参考URL:
同じ穴の狢(オナジアナノムジナ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

補足:

  • このことわざは否定的な意味で使われることが多いですが、親しい仲間を表すために使うこともあります。
  • 例えば、「あいつら、いつもつるんで遊んでて、同じ穴の狢だなあ」というように、親しみを込めて使う場合もあります。