「待てば海路の日和あり」とは、 慌てずに待っていれば、必ずチャンスが巡ってくるという意味の慣用句

「待てば海路の日和あり」とは、 慌てずに待っていれば、必ずチャンスが巡ってくるという意味の慣用句です。。

意味

  • 慌てずに待っていれば、必ずチャンスが巡ってくる。
  • 焦らずに時を待つことが大事である。
  • 海路は海の航路のこと。日和は航海に適した天候のこと。

由来

  • 中国の古典『論語』陽貨篇の一節「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん」から派生したと考えられる。
  • 鶏を解体するのに、牛を解体するような大きな刀を使う必要はないという意味。
  • 転じて、「小さな課題に対して、過剰な力や資源を使うべきではない」という意味になった。

使い方

  • 就職活動で思うように結果が出なくても、待てば海路の日和あり、必ず自分に合った仕事が見つかる。
  • 恋愛で焦らず、待てば海路の日和あり、きっと素敵な出会いがある。
  • 投資で損失が出ていても、待てば海路の日和あり、いずれ市場は回復する。

例文:

  • 彼は、就職活動で思うように結果が出ず落ち込んでいたが、「待てば海路の日和あり」と自分に言い聞かせ、諦めずに活動を続けた。
  • 彼女は、恋愛でなかなか彼氏ができず焦っていたが、「待てば海路の日和あり」と信じて、理想の男性との出会いを待った。
  • 彼は、投資で損失が出ていたが、「待てば海路の日和あり」と長期的な視点で投資を続けた結果、利益を得ることができた。

類義語:

  • 果報は寝て待て
  • 残り物には福がある
  • 焦らずじっくり
  • 時機を待つ
  • 忍耐

対義語:

  • 焦る
  • 慌てる
  • じっとできない
  • 短気
  • せっかち

補足:

  • 待てば海路の日和ありは、現代でもよく使われる表現です。
  • 困難な状況に直面しても、焦らずに時を待つことの大切さを思い出させてくれる言葉です。

参考URL:
待てば海路の日和あり(マテバカイロノヒヨリアリ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

その他:

  • 待てば海路の日和ありは、「待てば甘露の日和あり」とも表記される。
  • 甘露は、天から降るとされる甘い露のこと。
  • 転じて、「思いがけない幸運が訪れる」という意味になる。