火中の栗を拾う

【漢字】火中の栗を拾う
【読み】かちゅうのくりをひろう
【意味】自分の利益にもならないのに他人のために危険を冒すこと。
【例文】ごう慢な彼が火中の栗を拾うことをするはずがない。

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火中の栗を拾うのは確かに危険です

今どき焚き火をしている場で栗を焼こうなどとする人があるとは思えません。
歴史の教科書で火中の栗を拾うという題目の風刺画を見たときにその言葉の意味を知り危険性を既に知っているはずです。
もともとこの言葉は「猿と猫」というフランスの寓話がその由来だそうです。
猿が猫をおだてて暖炉の栗を拾わせ、結果は猫が大火傷を負い猿が栗を食べたという話です。
危険な仕事を他人に押し付けてその利益だけは自分がいただくというなんとも小悪党な振る舞いです。
教科書に載っていた風刺画は、猫が日本で猿がイギリス、栗を煮ていたのはロシアだったとおもいます。
結果は戦争という大惨事、唆されて動いてしまったのも賢くないと言えますがおよそ紳士の国とは言えない非道なやり方です。
さて、他人に唆されて危険を冒すのを火中の栗を拾うといいますが、安全に栗を焼く方法も無いわけではありません。
急激に加熱すると中の水分が蒸気となって爆発するので、そのまま焼くのは危険です。
焼いている場所に近づくだけで危険、焼きあがりそうな時などさらに危険度は上がります。
破裂しないようにするには、弱火で長時間加熱する石焼などの方法が良さそうです。
他の方法として、軽く切れ目を入れればそこから程よく蒸気が抜けるので、そちらの方が安全度は高そうです。
銀杏を石油ストーブの上で焼くときなどにもこの方法は使われます。