昨日の敵は今日の友

【漢字】昨日の敵は今日の友
【読み】きのうのてきはきょうのとも
【意味】昨日まで敵だった者が今日になって交友関係が変わること。
【例文1】負けた相手チームに昨日の敵は今日の友の千羽鶴を託す。
【例文2】昨日の敵は今日の友だ。もう許してやろう。
【例文3】昨日の敵は今日の友だと仲直りする。

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昨日の敵は今日の友(14)

わたしたちの世代はやんちゃな人が多く、そういうのが流行ったし、そういうのがかっこいいとされていた時代だったように思います。
中学生の頃、わたしたちの学年の女子は真っ二つに分かれており、完全なる二代派閥でした。
同じ派閥の友達としか付き合わないし、話もしない。
なぜそうなったのかわからないのですが、 出身小学校なども多少関係しているのかもしれません。
わたしはよくわからないままいつの間にか派閥の中心におり、女子の世界の複雑さの中で困惑していました。
友達になりたいなーと感じる子も向こうも派閥にいたし、もうこういうの嫌だなぁーと思っていました。
忘れもしない、修学旅行の時。
わたしは向こう側の派閥の集団の中に割って入りました。
向こう側の派閥のみんなは「えっ、なに?」「なにしに来たの?」「修学旅行に喧嘩かよ」一気にみたいな空気になりました。
向こうの派閥の中心人物に「今日一緒に行動しない?」と声をかけてみました。一瞬驚いていましたが「いいね!」とあっさりと快諾。
その日以来派閥なく、楽しい修学旅行となり、わたしは伝説を作ってしまいました(笑)
今でもみんな仲良く、未だに酔っ払うとあの修学旅行の話になります。
昨日の敵は今日の友、我ながらいいことをしたと思います。