「何食わぬ顔」とは、自分のしたことがバレないように、平然とした顔をしている様子を表す慣用句

「何食わぬ顔」とは、自分のしたことがバレないように、平然とした顔をしている様子を表す慣用句です。

読み方

「なにくわぬかお」

語源

「何食わぬ」は、「何」と「食わぬ」の連語で、「何も食べていないような、平然とした」という意味です。

意味

「何食わぬ顔」は、以下のような状況で使われます。

  • 自分が悪いことをしたにもかかわらず、反省せず、平然としている。
  • 自分が何かを知っているにもかかわらず、知らないふりをして、ごまかそうとする。
  • 自分が困っているにもかかわらず、それを悟られないように、平静を装う。

例文

  • 彼は、いたずらをして怒られたのに、何食わぬ顔でテレビを見ている。
  • 彼女は、彼氏に浮気されたのに、何食わぬ顔で友達と話している。
  • 会社は、業績悪化にもかかわらず、何食わぬ顔で新規事業を発表した。

類語

  • 平然
  • 泰然自若
  • 知らん顔
  • 知らぬ顔の半兵衛
  • 鈍感

対義語

  • 慌てる
  • 動揺する
  • 顔に出る
  • 罪悪感
  • 反省

「何食わぬ顔」の使い方

「何食わぬ顔」は、ポジティブな意味だけでなく、ネガティブな意味にも使われます。

  • 悪いことをした人が平然としている様子を表す場合は、批判や否定の気持ちを込めて使うことができます。
  • 困難な状況にも動じず、冷静さを保っている様子を表す場合は、尊敬や賞賛の気持ちを込めて使うことができます。

状況に合わせて、適切な意味で使われるように注意が必要です。

参考資料

参考URL:
何食わぬ顔(なにくわぬかお)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書