「猫も杓子も」とは、「誰も彼も」、「なにもかも」という意味を持つ慣用句

「猫も杓子も」とは、「誰も彼も」、「なにもかも」という意味を持つ慣用句です。

肯定的な意味で使われることもありますが、多くの場合、軽蔑や皮肉を込めて使われます。

例文

  • 猫も杓子もスマートフォンを持っている。
  • 最近は猫も杓子も投資に興味を持っているらしい。
  • あの店は猫も杓子も行列している。

語源

「猫も杓子も」の語源については諸説ありますが、確かなことは分かっていません。

  • 猫は昔から身近な動物であり、杓子は僧侶が使う法具であることから、「僧侶も一般人も」という意味で転じたとする説
  • 猫は気まぐれで杓子は使い道が限られていることから、「役に立たないものも」という意味で転じたとする説
  • 猫は夜行性で杓子は昼間に使うものであることから、「昼夜関係なく」という意味で転じたとする説

いずれにしても、「猫も杓子も」は多くの人が同じようなことをしている様子を表す慣用句として定着しています。

類義語

  • 誰彼構わず
  • 老いも若きも
  • 男も女も
  • 誰も彼も
  • あらゆる
  • 全て
  • 万物

対義語

  • 珍しい
  • 特殊
  • 例外

英語表現

  • everyone and their dog
  • all the rage
  • the latest thing
  • the in thing
  • the hot thing

参考

  • 猫も杓子も - goo辞書: [無効な URL を削除しました]
  • 猫も杓子も - コトバンク: [無効な URL を削除しました]

参考URL:
猫も杓子も(ねこもしゃくしも)とは? 意味や使い方 - コトバンク