物は言いよう

【漢字】物は言いよう
【読み】ものはいいよう
【意味】同じ言葉でも言い方によっては良くも悪くも印象が変わるもの。
【例文1】物は言いようで、表情にも気をつけて商談する。
【例文2】方言だと物は言いようで親しみを感じる。
【例文3】物は言いようで丁重に断りを入れる。

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人を紹介するときは物は言いようとなる

社会には色々な人がいます。誰とでも話ができる人、人に気配りができる人、勉強ができる人、運動ができる人など様々です。もしも友人から知り合いを紹介してもらうとき、『~ができる人』と伝えられたら、その知り合いに好印象を持つことでしょう。ですがこれらは言い方を変えるだけで、途端に悪印象にしてしまう恐れを含有しています。むしろ知り合いの些細な悪いところをオブラートに包むために、わざわざ言い方を変えられている可能性もあります。

たとえば『誰とでも話ができる人』と言っても、もしかすると話しかける相手の都合などお構い無しで、自分勝手に話をしているだけの人かもしれません。また『人に気配りができる人』であっても、他人の目を気にしすぎて余計なお節介までしてしまう人かもしれません。『勉強ができる人』は運動が苦手だから、相対的に勉強が得意に見えるだけかもしれません。そしてこれの反対が『運動ができる人』と言えるでしょう。

言葉は数えきれないほどありますが、人を紹介してもらうときはどのような言葉が使われているかを、少し気にしても良いかもしれませんね。逆に自分から人を紹介するときは、特に言葉を選ばないと、紹介相手に悪印象を与えてしまう可能性もあるでしょう。物は言いようとはよく言ったものですね。