「両天秤に掛ける」とは、日本語の慣用句で、二つの選択肢を比較検討するという意味です。
- 二つの選択肢を比較検討する
天秤に二つの物を載せて重さを比較するように、二つの選択肢を比較検討し、どちらを選ぶか迷っている様子を表します。
例
- 新しい仕事と今の仕事を両天秤に掛けている。
- どちらの大学に進学するか、まだ両天秤に掛けている。
- どちらにも肩入れせず、中立的な立場を保つ
天秤の両皿が釣り合っているように、どちらにも偏らず、中立的な立場を保つ様子を表します。
例
- 彼はいがみ合う二人の間で、両天秤に掛けている。
- 会社は労使間の交渉で、両天秤に掛ける必要がある。
類義語
- 秤にかける
- 天秤に載せる
- 迷う
- どちらを選ぶか決めかねる
- 中立を守る
対義語
- 一方に偏る
- 肩入れする
- 決断する
補足
- この慣用句は、どちらの意味で使われているかは、文脈によって判断する必要があります。
- また、「天秤に掛ける」という表現は、比喩的な表現であり、実際に天秤を使うわけではありません。