口車に乗る

【漢字】口車に乗る
【読み】くちぐるまにのる
【意味】口先だけの言葉に騙される。
【例文1】訪問販売の口車には乗らない。
【例文2】自分は大丈夫だと思っている人が口車に乗る。
【例文3】儲け話の口車に乗る。

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私の『口車に乗る』体験からの教訓

今までの人生で『口車に乗る』経験をしたのは2回あります。1回目は30歳の時にニッセイの保険外交員によってです。当時の私は保険には何の興味も示さず、保険関係の契約には一切加入していませんでした。
しかし当時の私の職場に頻繁に訪問してくる女性外交員の方がいて、事務所内の職員に片っ端から声を掛けていました。そしてある程度仲の良くなった者に保険の説明を始め、美辞麗句を並べては保険のシステムを誇張し、契約を迫るというやり方でした。私にもその矛先が来て、その半ば強引なやり口に根負けしてしまい、貯蓄型の個人年金保険に加入してしまいました。
2回目はつい最近の事で、ネットビジネスの勧誘に乗せられてしまいました。ある副業サイトで何か固定の仕事を探していた際に、コツコツやれる仕事という文句に惹かれて応募してみたら、よく分からない内にラインに誘導され、そして考える間も与えられず説明会に行く羽目になってしまいました。
その説明会では、そのネットビジネスで一定の成功を収めたと思われる女性が、そのシステムの説明をしていました。この時も早口で儲けのからくりの仕組みをいかにも画期的なシステムとばかりにまくし立てていました。そして考える余裕すら与えられず出資金19万円を払う羽目になってしまいました。今思えば相手を唆してねずみ講の上に上っていくだけの類いのものでした。
私のこの二件の体験談からも明らかな様に、相手の『口車に乗る』場合というのは、相手が非常に口が達者で考える暇も与えさせず、かつ、自分がその分野に多少の興味を示しつつも知識が乏しい場合に起こる傾向が強いと言えるでしょう。