「溺れる者は藁をもつかむ」とは、非常に困難な状況に陥った時、どんな頼りないものであっても頼ろうとする人間の心理状態

「溺れる者は藁をもつかむ」とは、非常に困難な状況に陥った時、どんな頼りないものであっても頼ろうとする人間の心理状態を表現した慣用句です。

比喩表現

この慣用句は、溺れている人が、藁のような頼りないものであっても、それにすがろうとする様子に例えられています。

意味

「溺れる者は藁をもつかむ」という言葉には、以下のような意味合いがあります。

  • 絶望的な状況に陥ると、冷静さを失い、どんなものであっても頼ろうとする
  • どんな小さな希望でも、それにすがって生き延びようとする
  • 人間は、生きることへの強い執着を持っている

使い方

「溺れる者は藁をもつかむ」という言葉は、以下のような場面で使われます。

  • 非常に困難な状況に陥った人の様子を表現するとき
  • どんな小さな希望でも、それにすがろうとする人の様子を表現するとき
  • 人間は、生きることへの強い執着を持っていることを表現するとき

例文

  • 会社が倒産寸前になり、社員たちは「溺れる者は藁をもつかむ」思いで、新しい仕事を必死に探していた。
  • 難病に侵された彼は、「溺れる者は藁をもつかむ」思いで、あらゆる治療法を試していた。
  • 遭難した乗客たちは、「溺れる者は藁をもつかむ」思いで、漂流する救命ボートにしがみついていた。

類義語

  • 死んでもらえない
  • 命乞いをする
  • 必死の形相で
  • 何とか生き延びる
  • 奇跡を信じる

対義語

  • 諦める
  • 投げ出す
  • 冷静さを保つ
  • 余裕を持つ
  • 希望を失う

英語表現

「溺れる者は藁をもつかむ」という言葉は、英語では "A drowning man will clutch at a straw." と表現されます。

その他

  • この慣用句は、世界中で共通して使われている表現です。
  • 人間の弱さや、生きることへの強い執着を表現する言葉として、よく使われます。

まとめ

「溺れる者は藁をもつかむ」という言葉は、非常に困難な状況に陥った時、どんな頼りないものであっても頼ろうとする人間の心理状態を表現した慣用句です。

人間の弱さや、生きることへの強い執着を表現する言葉として、覚えておくと良いでしょう。

参考URL:
溺れる者は藁をも掴む(おぼれるものはわらをもつかむ)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書