口が悪い

【漢字】口が悪い
【読み】くちがわるい
【意味】言葉使いが悪い。
【例文1】育ちが悪く口も悪い。
【例文2】口が悪いと注意する。
【例文3】口が悪いのが難点だ。

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口が悪い環境で育ちました

生まれ育った環境による影響は大きいものです。
私はどちらかというと口が悪い親に育てられたので、以前はそれが外でも出てしまうことがあります。
地方に住んでいることもあり、方言自体もけっこう口が悪いように聞こえてしまうのも原因です。
私は地元以外の人たちと話す機会が多くあり、徐々に口が悪い言葉を直していくようにしました。
しばらく地元を離れていて、久し振りに帰ってきた時に感じたことが、地元は口が悪い人が多いということでした。
本人たちは昔から慣れ親しんだ方言ですし、特に悪気があって言っているわけではないのだと思います。
しかし、久し振りにその言葉を聞いた私は、なんて口が悪いのだろうと思ってしまいました。
今でも特に年配の方々の言葉を聞くと、口が悪いと思ってしまいます。
いつも標準語ばかりだとよそよそしく感じてしまいますが、それでもやはり相手に不快な思いをさせるような言葉使いには気をつけたいものです。
口が悪い言葉で話している人を見かけると、それだけでその人のイメージが悪くなってしまいます。

口が悪い私の家系

うちの家系は、祖母をはじめとして父も母も口が悪いほうなのですが、本当は心の中では相手を心配しているのに、うまい表現の仕方がわからずついキツイ口調になってしまうのです。
私も子供のころから愛情は感じていたものの、厳しい口調にずいぶん傷つけられました。
何か失敗をすると、「こんなのも出来ないのか、アホ!」とか、いじめに悩み不登校気味になると「お前は弱虫だからどこへ行ってもダメだろうな」などと両親から責められました。
両親も本当に私のことが憎くてそのような言い方をしたわけではなく、私の気持ちを奮い立たせるために励ましの意味で言ったのだと思うのですが、当時小学生だった私にとってはなかなかダメージの大きいものでした。
そのような言葉を言われ、家庭にも逃げ場がないと思った私は仕方なく学校へ行き、おかげさまで不登校にならず済みましたが、けっこう厳しいものでありました。
現在では、いじめから逃げるのも許される時代になったけれど、昔はいじめられても逃げ場がなかったように思います。
それから、祖母も口が悪く、「うちの孫は本当に何もできない」と近所の人や親戚の前で孫たちをけなす癖がありました。
祖母曰く「自分の孫を人様の前で褒めるなんて格好悪い。嘘でもけなすのが礼儀だ」といって、いつも私たち孫をけなし続けました。
祖母も両親も口は悪くても愛情は伝わっていたため、グレルことはありませんでしたが、おかげで私自身も口が悪く誤解をされることがあるので、日々気を付けています。

口が悪いと心まで悪くなってしまう

あなたの周りにも口が悪い人がいませんか? あの人は口は悪いのだけれども根はいい人、というような表現もありますね。実際、素直な気持ちを表現することができなくてついつい汚い言葉を使ってしまうこともあります。
ですが、長い間ずっと口が悪い状態を続けていると、心のほうまで悪く黒くなってしまうのです。
名は体を表すと言います。言葉は人を作ると言います。人間という生き物は言葉を操って生きる唯一の生き物です。毎日使っている言葉そのものが、その人の人生だと言うこともできるでしょう。口が悪い人は悪い言葉を使ってしか表現できない人生を送っているということになるのです。
口が悪い人は、その場にいない人のことを好き勝手に悪しざまに言う傾向があります。聞いているこちらとしては時に溜飲を下げたり、共感してしまうこともあるのですが、どこか罪悪感のようなものも感じてしまいます。そして、そのように人を悪く言う人は、あなたがいない時にはあなたのことを悪く言っているものなのです。口が悪い人は心も悪い傾向にあります。全ての人に当てはまることではありませんが、口の悪い人と付き合う時は気を付けるようにしましょう。
また、口の悪さには伝染性があります。長い間一緒にいることでうつってしまうのです。やはり、口が悪い人とは付き合い方を考えたほうがよさそうですね。