白砂青松

【漢字】白砂青松
【読み】はくしゃせいしょう
【意味】白い砂浜に青々した松の林のことで美しい海岸の風景をいう。
【例文1】週末のデートは白砂青松で癒されたい。
【例文2】息抜きに白砂青松を見る。
【例文3】白砂青松を描く。

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「白砂青松」は日本人の原風景

「白砂青松」は白い砂と緑の松原に象徴される、美しい海岸のことです。昔の色の区分でいうと青色は今の緑色でした。今の青色は昔の藍色でした。なので、この言葉も「白砂緑松」ではなくて「白砂青松」なのです。松が海岸線に植えられていたのは、景観のためというよりも風除け、防風林としての役割を持たせていたからです。もともと松の木は神様が天上界から降りてくるのを待つという意味からつけられたとか、葉が二股に分かれていることからマタがマツになったのだとか言われていますが、長寿や節操を象徴するものとして尊ばれてきました。お正月の門松はその最たるものですね。また、松は松脂がとれることから、松明としても使われてきましたし、戦時中には松脂で飛行機を飛ばすための燃料を作っていました。今も、松ぼっくりは乾燥していれば、手軽で自然由来の着火剤としてアウトドア好きの方に重宝されていますね。松の葉はよく乾燥させて煎じて飲むと喘息に効くなどと言われたこともあったようですし、松の実も食用に珍重されてきました。文学の世界でも天女が天の羽衣をかけたのも松の木でしたし、尾崎紅葉金色夜叉でもお宮と貫一の名場面には松の木が使われていて、お宮の松が代替わりしつつも、熱海の海岸で守られています。「白砂青松」は日本人の生活に根ざした原風景の一つと言えるでしょう。

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