「屋上屋を架す」と屋根の上にさらに屋根を架けるように、必要以上に無駄なことをする。
意味:
- 屋根の上にさらに屋根を架けるように、必要以上に無駄なことをする。
- 既に十分なものをさらに増やすなど、重複して無意味なことをする。
- 効率が悪く、無駄な労力を使う行為を例える。
読み方: おくじょうおくをかす
語源:
- 中国の故事「晋書」に由来すると言われています。
- 故事の中で、王衍という人物が贅沢な暮らしを送るために、必要以上に多くの家屋を建てたという逸話があります。
類義語:
- 蛇足
- 画蛇添足
- 多此一挙
- 無駄骨
- 不必要
対義語:
- 簡潔
- 効率
- 合理
- 必要
- 最適
例文:
- すでに十分な機能があるのに、さらに高機能なモデルを購入するのは、「屋上屋を架す」ような無駄な行為だ。
- 説明書に分かりやすく書いてあるのに、さらに解説動画を見るのは、「屋上屋を架す」ような行為だ。
- 会社はすでに多くのプロジェクトを抱えているのに、さらに新しいプロジェクトを立ち上げるのは、「屋上屋を架す」ような無駄な行為だ。
補足:
- このことわざは、無駄なことを戒め、効率的な行動を促す教訓として使われます。
- 現代社会では、時間や資源が限られているため、無駄なことを省き、効率的に行動することがより重要になっています。
- 常に必要性を見極め、無駄な行為を避け、合理的な行動を心がけるようにしましょう。