「地獄で仏に会ったよう」とは、極めて苦しい状況で思いがけない助けを得られたときの喜びを表現する慣用句

「地獄で仏に会ったよう」とは、極めて苦しい状況で思いがけない助けを得られたときの喜びを表現する慣用句です。

意味

  • 非常に苦しい状況に陥ったときに、思いがけなく助けてくれる人が現れることの喜びをたとえた表現。
  • 絶望的な状況から救われることの喜びを表現する。

由来

  • 地獄は仏教において苦しみの場所とされるが、そのような場所でも仏に会えば救われるという考えから。
  • 地獄のような苦しい状況でも、助けが現れることは奇跡のような喜びである。

類義語

  • 窮地に陥って思いがけなく助けを得ること
  • 困窮の果てに苦しんでいるとき、予想もしていなかった助けに出会ったときの喜び
  • 渡りに船
  • 願ってもない助け
  • 命拾い

例文

  • 山で遭難した彼は、偶然通りかかった登山者に助けられ、「地獄で仏に会ったよう」だった。
  • 会社をリストラされた彼は、友人の紹介で新しい仕事を見つけ、「地獄で仏に会ったよう」だった。
  • 彼女は病気で入院していたが、医師の献身的な治療のおかげで回復し、「地獄で仏に会ったよう」だった。

使い方

「地獄で仏に会ったよう」は、非常に苦しい状況から救われたときの喜びを表現する時に使われます。

注意点

  • この慣用句は、極めて苦しい状況を強調するために使われることが多いです。
  • 日常的な場面で頻繁に使用される表現ではありません。

英語表現

  • be overjoyed to find help in a desperate situation
  • be grateful for unexpected help
  • be thankful for a lifeline
  • be rescued from a hopeless situation
  • be saved from the brink of disaster

その他

「地獄で仏に会ったよう」は、苦しい状況を乗り越えるための希望を表現する慣用句です。

どんなに苦しい状況でも、諦めずに希望を持ち続ければ、必ず助けが現れるというメッセージが込められています。

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地獄で仏に会ったよう(じごくでほとけにあったよう)とは? 意味や使い方 - コトバンク