試行錯誤

【漢字】試行錯誤
【読み】しこうさくご
【意味】試みと失敗の繰り返しから、解決策を考える。
【例文1】試行錯誤を重ねようやく完成した。
【例文2】試行錯誤の末に編み出した発明品。
【例文3】試行錯誤の連続だった。

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試行錯誤はどういう時に使う言葉か

試行錯誤とは何度も何度も思い悩み、目標に向かって健気に努力している姿を表します。
一歩ずつですが確かに目標へ導かれていて、その道は楽しいものではないですが、頑張っている様を漢字四文字で表しています。
例文として、学会で発表する、みんなから目を引かれやすいような題材を試行錯誤を繰り返し生み出す。ペットのジョンが首輪をすり抜けて表へ出るのを防ぐため、やめさせるアイデアはないかと試行錯誤を重ねる。などがあります。試行錯誤は考え込む様子をイメージしやすく、悩んでいる様に使われる事が多いです。手当たり次第に自分のアイデアや考えを試し、ああでもない、こうでもないと実験しながら突き進んでいきます。道がひらけ、目標に達成した時に試行錯誤も無事切り抜けられたと解釈します。一人で試行錯誤するのが一般的ですが、複数のチームになって頭を悩ませたりと多数の人数でも悩ませる時にはこの言葉を使用します。ですが必ずしも答えを編み出したり目標を達成しなくてはならないということではなく、人によっては試行錯誤を繰り返す瞬間が楽しいと感じる人もいます。若いうちは試行錯誤をする機会が漠然と増え年をとるにつれ徐々に落ち着いていきます。

試行錯誤っていい言葉

誰にでも、なにか今までにやったことのない、自分にとって大きな挑戦をすることがあると思います。それは逆上がりかもしれないし、ある本を一冊まるごと覚えることかもしれないし、引っ込み思案な性格を矯正することかもしれません。そういった挑戦をするとき、誰でも人は「試行錯誤」をしますよね。
まずは先輩や、それが得意な人のやり方を見て真似してみる。それがうまくいかなければ、どうやれば成功するのか先輩たちに聞いてみる。それでもうまくいかなければ、自分の苦手なポイントに注目してやり方を変えてみる、などなど・・・。
「試行錯誤」とは、カタカナで言ってみると「トライ・アンド・エラー」。どちらの場合にも、誤ったことや行いのことを示す言葉が入っています。わたしは、それってすごくすてきなことなのではないかなと思うんです。それは、ずっと昔のご先祖様の時代から、また日本だけではなく、中国語圏や英語圏の人々にとっても、「挑戦することと、失敗することとは常にペアだったのだ」ということが、この「試行錯誤」という言葉からわかるからです。何かに挑戦するときには、誰だって成功したいと思っているものですが、その過程にある失敗も大事な一歩だと思えるので、好きな言葉の一つです。