巻き添えを食う

【漢字】巻き添えを食う
【読み】まきぞえをくう
【意味】自分には関係なかったのに後で被害を受けること。
【例文1】強盗事件が発生して検問に巻き添えを食って遅刻した。
【例文2】一緒にいただけで悪者扱いされ、巻き添えを食う。
【例文3】玉突き事故の巻き添えを食う。

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連鎖倒産で巻き添えを食う理不尽

商売人というものは面の皮が厚いもので倒産する前の暇でも「大丈夫、大丈夫、ガハハ」と笑っています。
にもかかわらず、手形の不渡りを出してあっさり倒産・自己破産手続き、ないものは払えないで済ませようとします。
大きな取引や作業などになればなる程に、即金で支払われることはなく期日までに振り込む約束がされるだけです。
諸経費や給金や税金の支払いで、どこの会社にも余裕などあるわけがないです。
その状況で振り込まれることを期待していた金額が期日になって全く入ってこないと大問題です。
一対一でしか取引をしていない会社などあるわけがなく、多くの取引先が巻き添えを食うことになります。
実話としてこんなふうな出来事があります。
とある会社の社長が、取引先の支払いに手形を使いました。
その場で会計の担当者は受け取りましたが、慌てたのは取引先の会社社長です。
即座に現金で振り込むことを要求し、その会社とは以後の取引をしなくなりました。
一年を待たずにその、とある会社は倒産しました。
信用を失った結果で倒産したのか、倒産しそうだから信用されなかったのかは不明です。
どちらにしろ情に流されることなく関係を切って巻き添えを食うことを避けた判断は正しいものでしょう。