「笛吹けど(も)踊らず」とは、色々手を尽くしても、相手がそれに応じてくれないことのたとえ

「笛吹けど(も)踊らず」とは、色々手を尽くしても、相手がそれに応じてくれないことのたとえ。

読み方: ふえふけど(も)おどらず

意味:

  • 色々手を尽くしても、相手がそれに応じてくれないことのたとえ。
  • 誘ったり、勧めたりしても、相手がそれに応じてくれない様子を表す。

語源:

  • 新約聖書マタイ伝11章17節「われら汝らに笛を吹きしかども汝ら踊らず、われら哀歌を歌いしかども汝ら泣き叫ばず」

使い方:

  • 「笛吹けど(も)踊らず」は、恋愛、仕事、教育など様々な場面で用いられます。
  • 特に、相手が自分の思い通りにならないことに対する、焦りや苛立ちの感情を表現する場合に多く使われます。
  • 「笛」は、誘いや勧誘を表す象徴として用いられています。
  • 「踊る」は、相手の反応を表す象徴として用いられています。

例文:

  • 彼に告白したけど、笛吹けど踊らずで、全く相手にされなかった。
  • 何度も説明したのに、彼は理解しようとせず、笛吹けど踊らずだ。
  • 子供に勉強をさせようと色々工夫しても、笛吹けど踊らずで困っている。

類義語:

  • 牛に引かれて善光寺参り
  • 鶏口牛後
  • 無理強いは禁物

対義語:

  • 唯々諾々(唯々諾々)
  • 従順
  • 言うことを聞く

補足:

  • 「笛吹けど(も)踊らず」は、相手を尊重し、相手の意思を尊重することの大切さを示唆する慣用句でもあります。
  • つまり、自分の思い通りにしようと無理強いするのではなく、相手の気持ちに寄り添って、丁寧に接することが重要です。

「笛吹けど(も)踊らず」は、人間関係において、相手とのコミュニケーションを円滑に進めるためのヒントを与えてくれる慣用句です。

相手の気持ちに寄り添い、丁寧に接することで、相手との信頼関係を築き、より良い関係を築くことができるでしょう。

参考URL:
笛吹けども踊らず(ふえふけどもおどらず)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書