思慮分別

【漢字】思慮分別
【読み】しりょふんべつ
【意味】道理をわきまえ物事を正しく判断する。
【例文1】思慮分別ができる彼女に決定を委ねた。
【例文2】いい大人が思慮分別もつかない。

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忙しい毎日でも思慮分別をすると考えが変わってきます

発明家は閃きでアイデアを得ていますが、思慮分別の時間が一般の人より長いのが特徴です。普通の人であれば生活に追われてしまい、忙しい時間があっという間に過ぎていき、また明日が来るというサイクルを送っています。思慮分別に時間をかけるということはあまりしません。しかし歴史に名を残す発明家というのは、思慮分別にだいぶ時間をかけています。閃こうとするよりも常に問題点を考えていて、どうやったら今より改善していくのかということに時間を使っています。そのとき閃かなくても思慮分別したことで、あるときふっとアイデアが湧いてきます。思慮分別をしないで毎日を過ごしていると、物事を浅くとらえがちになるので閃きは起きてきません。その辺が凡人と発明家の違いなんだろうと思います。仏教でいえば思慮分別をするときというのは、瞑想しているときです。特に意識して考えることもしないわけですが、いろんな思いが頭の中を巡ってきたときに、何が良かったのか悪かったのか善悪を判断しながら考えていきます。思慮分別が自然にできるようになると頭の中が整理されてくるので、物事の判断が的確に捉えられるようになってきます。人間関係でもギクシャクしなくなるので、たまには思慮分別する時間を作ってみると世の中の見方が変わってきます。