「尻が重い」は、やる気が出ない、行動に移しにくい様子を表す慣用句

「尻が重い」は、やる気が出ない、行動に移しにくい様子を表す慣用句です。「重い」という表現から、まるで尻が地面に張り付いて動かないようなイメージで、怠惰やぐずぐずといったニュアンスを含みます。

例文

  • 朝起きるのが苦手で、いつもギリギリまで布団から出られない。まさに「尻が重い」だ。
  • 新しいプロジェクトを始めるのが億劫で、なかなか腰が上がらない。まさに「尻が重い」状態だ。
  • 彼はいつも締切ギリギリまで仕事を始めず、周囲を困らせる。「尻が重い」性格なんだよね。

使い方

「尻が重い」は、自分自身や他人のやる気が出ない様子を表現したいときに使われます。具体的には、以下の点に注意して使うと良いでしょう。

  • 相手が本当にやる気が出ないのか、それとも単に休憩が必要なのかを判断する
  • なぜやる気が出ないのか、その原因を探る
  • どのようにすればやる気が出るのか、具体的な方法を提案する

類義語

  • 怠惰
  • ぐずぐず
  • 面倒くさい
  • やる気が出ない
  • 行動力がない

対義語

  • 積極的
  • やる気がある
  • フットワークが軽い
  • 行動力がある

文化的な背景

「尻が重い」は、江戸時代頃から使われている慣用句です。「重い」という表現は、肉体的な重さだけでなく、精神的な重さも表しているとされています。

現代社会における「尻が重い」

現代社会においても、「尻が重い」は、様々な場面で用いられています。例えば、仕事や勉強だけでなく、運動や趣味など、様々な活動においても、「尻が重い」という状況に陥ることがあります。

まとめ

「尻が重い」は、やる気が出ない、行動に移しにくい様子を表す慣用句です。この言葉を使う際には、相手や状況をよく理解し、適切な表現を用いることが大切です。

参考URL:
尻が重い(しりがおもい)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書