網を張る

【漢字】網を張る
【読み】あみをはる
【意味】犯人を捕まえるために仕掛ける。ターゲットを待ち構える。
【例文1】容疑者の帰宅時間に合わせて自宅前で網を張る。
【例文2】マスコミが網を張る。

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網を張る

何かの事で考えを巡らせ、そこに行きつくと信じ先回りして待つ事を「網を張る」と言います。「地元の暴走族がこのルートを通ると予測し網を張る」や「犯人がやって来そうな場所に網を張る」と言う具合に、待ち構える様をそう表現しているのです。元々は海の漁師さんが魚の収穫で網漁をする際、闇雲に網を張るのではなく魚がいる或いは回遊するであろうポイントを予想し、ターゲットを絞り網を張って待つ訳です。只信じているのではなく、長年培った経験をもとにポイントを割り出して網を張るのですから、ヒットする確率はかなり高いと思います。所せん、長年のデータの蓄積によって、勘が構築されそうさせるのです。どの分野でもデータをもとにターゲットの行動パターンを割り出し、次に相手がどういう行動をするかが判れば後はやって来るであろう場所で待つのみです。テストの問題予測でもそういう言い方をする事がありますが、出題範囲がこの辺からであろうと予測し、そこを集中的に学習するやり方です。見方によっては「山勘」とも言えますが、どちらも確固たる裏付けがなければ成果を上げる事は出来ません。あらゆる方面に目配せをし、こうなるであろうと先読みをして待つ。ただの山勘では望み通りの結果を齎す事など出来ないのです。