「鹿を追う者は山を見ず」とは、 一つに熱中すると、周りが見えなくなり、大切なものを見失ってしまうことのたとえ

「鹿を追う者は山を見ず」とは、 一つに熱中すると、周りが見えなくなり、大切なものを見失ってしまうことのたとえです。

意味:

  • 一つのことに熱中すると、周りが見えなくなり、大切なものを見失ってしまうことのたとえです。
  • 目先の利益にばかり気を取られ、全体像を見失わないようにという戒めの言葉です。

読み方:

  • しかをおうものはやまをみず

類義語:

  • 目先の利益に目がくらむ
  • 木を見て森を見ず
  • 一点張り
  • 視野狭窄
  • 執着

対義語:

  • 冷静沈着
  • 俯瞰
  • 全体観
  • 大局観
  • 長期的な視点

例文:

  • 例文1:
    • 彼は、昇進のことばかり考えて、周囲の協力を得ることができず、孤立してしまった。まさに鹿を追う者は山を見ずである。
  • 例文2:
    • 彼女は、ダイエットに夢中になり、体調を崩してしまった。まさに鹿を追う者は山を見ずである。
  • 例文3:
    • 会社は、短期的な利益を追求するあまり、長期的視点に立った経営計画を立てていなかった。まさに鹿を追う者は山を見ずである。

その他:

  • 「鹿を追う者は山を見ず」は、日本語独特の表現です。
  • 英語では、「lose sight of the forest for the trees」「be so focused on something that you don't see what's around you」「can't see the wood for the trees」などの表現が近い意味になります。

参考になれば幸いです。

補足:

  • このことわざは、目先のことに囚われず、冷静に状況を判断することの重要性を教えてくれます。
  • 一つのことに集中することは大切ですが、バランスを保ち、周囲にも気を配ることが必要です。

このことわざは、人生における様々な場面で役立つ教訓です。

以下は、「鹿を追う者は山を見ず」にならないようにするためのポイントです。

  • 目標を明確にする: 何のために努力しているのかを常に意識する。
  • 定期的に状況を振り返る: 自分が正しい方向に進んでいるかを確認する。
  • 周囲の意見を取り入れる: 客観的な視点を取り入れる。
  • 休息を取る: 疲れを溜めないように、適度に休息を取る。
  • 楽しむ: 目標達成だけでなく、過程も楽しむ。

これらのポイントを意識することで、目標を達成しながらも、周りの大切なものも見失わないようにすることができます。

参考URL:
鹿を逐う者は山を見ず | 会話で使えることわざ辞典 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス