後の祭り

【漢字】後の祭り
【読み】あとのまつり
【意味】手遅れになって後で後悔する。
【例文1】今さら言っても旅行はキャンセルしたよ。後の祭りだ。
【例文2】今頃言っても後の祭りだよ。ゴミに出しちゃったよ。
【例文3】データが水没して後の祭り。

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後の祭りとは

何かをした後で、それが取り返しのつかない行いであったと気付いても遅い事を「後の祭り」と言います。「大事な書類をシュレッダーに掛けた事を気付いたが後の祭り」という具合に、やってしまった後でそれが失敗であると気付いても取り返す事はもう出来ないという例えです。元は祭りの翌日の祭壇やお供え物の飲食等、済んだ用品は終わったものという事で気を回さなくなるのに端を発し、近年は手遅れになる事に使用される傾向にある様です。以前、冤罪の死刑囚が刑を執行された後、真犯人が名乗り出て大騒ぎになった事があり、これぞまさに「後の祭り」以外の何物でもありません。果たして後から名乗り出た真犯人が悪いのか、はたまたろくに調べもせずに自白だけで犯人と決め付けた警察に問題が無いのか言及すればきりが無くなります。このケースは特に人一人の人命が失われているので、決して安易に終わらせられない事案だと思います。もちろん大事な書類を廃棄するのも大事でありますが、同じ命を再度作成する事など出来ないのですから。肝心なのは何事もよく調べて事にあたれば最悪の事態を招く可能性は低く出来ると思います。どうしても人間のする事に絶対はありませんが、少なくとも危険の度合いを下げる努力は怠らないでおきたいものです。