手を焼く

【漢字】手を焼く
【読み】てをやく
【意味】対処できず困っている様子。
【例文1】赤ちゃんが泣いてばかりで手を焼く。
【例文2】言う事聞かない生徒に手を焼く。
【例文3】クレーム処理に手を焼く。

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手を焼くとは

頼みもしない仕事が舞い込んだり、予期せぬトラブルに巻き込まれそうになって余計な労力を消費する事を「手を焼く」と言います。「敵の思わぬ抵抗に手を焼く」や「クレーム処理に手を焼く」いう様に用い、何か面倒事を抱えて仕方なく処理する時がまるで手に火傷でもした様な苦痛に感じる所から、そういう言い回しになったと思われます。特に身内の不始末を尻拭いする時は、一層そんな風に感じられて憂鬱な気分になるというものです。実の所、すんなりと終わると思っていた仕事に思いもよらぬ面倒事が起きて、予想通りに事が運ばないと、ついそんな感情を持ってしまうだけなのかもしれません。あっさり勝てる相手と高を括っていたら、以外に手こずってしまい余分に力を使ったと感じるのも、実は自分がきちんと相手の実力を見極められていなかっただけの事で、最初から全力を出せばすんなりと行っていたかもしれないのです。余計な仕事にしても最初に起こる事を前提に構えておけば、どんな予期せぬ事も特に動じずに対処出来るというものです。何事も予定通り行ってくれればこれ程気持ちの良い事はありませんが、如何せん何かしらトラブルは付いて来ますので、そこを踏まえておけばそこに生じる面倒臭さも幾分減るかもしれません。