「氷山の一角」は、表面に出ているほんの一部しか見えていない状況をたとえる言葉

「氷山の一角」は、表面に出ているほんの一部しか見えていない状況をたとえる言葉です。

読み方

  • ひょうざんのいっかく

意味

海に浮かぶ氷山は、水面に出ている部分は全体のほんの一部分で、大部分は海中に隠れています。

このことから、「氷山の一角」という言葉は、問題や状況の全体像がまだ見えていないことを表すようになりました。

例文

  • 最近発覚した汚職事件は、おそらく「氷山の一角」に過ぎないだろう。
  • 今回の不祥事は、会社の内部組織に蔓延する問題の「氷山の一角」かもしれない。
  • インターネット上の誹謗中傷問題は、社会全体の病理の「氷山の一角」と言えるだろう。

使い方

  • 「氷山の一角」という言葉は、問題の深刻さや潜在的なリスクを強調するために使われます。
  • また、まだ見えていない部分がどれほど大きいのかを想像させる効果もあります。

その他

  • 「氷山の一角」という言葉は、英語でも「tip of the iceberg」という表現でよく使われます。
  • この表現は、19世紀の小説の中で初めて使われたと言われています。

まとめ

「氷山の一角」は、問題や状況の全体像がまだ見えていないことをわかりやすく伝える表現です。

様々な場面で活用できる言葉なので、ぜひ覚えておきましょう。

参考URL:
氷山の一角(ひょうざんのいっかく)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書