「月に叢雲、花に風」とは、世の中の好事には、とかく差し障りが多いことのたとえなどの意味を持つ慣用句です。
世の中の好事には、とかく差し障りが多いことのたとえ。
読み方
- つきにむらくも はなにかぜ
語源
- 月は美しいものだが、雲に隠れてしまうこともある。花は美しいものだが、風が吹いて散ってしまうこともある。
- このように、美しいものや良いことには、何かと障害や妨害があるというところから生まれた表現。
類義語
- 花は桜木人は武士
- 花より団子
- 所詮は夢
- 夢幻泡影
- 無常
対義語
- 万事如意
- 思い通り
- 順風満帆
- 吉事重々
- 百花繚乱
例文
- せっかくの旅行なのに、台風が来てしまって「月に叢雲、花に風」だ。
- 彼は長年努力して夢を実現したが、病に倒れてしまい「月に叢雲、花に風」だった。
- 人生は「月に叢雲、花に風」の連続だが、それでも希望を持って生きていきたい。
注意点
- 「月に叢雲、花に風」は、ネガティブな意味で使われることが多いです。
- 物事のうまくいかない側面に焦点を当てている表現なので、使用には注意が必要です。
参考URL:
「月に叢雲(むらくも)、花に風」は、いい意味 or 悪い意味? 3割以上が誤解していた! | Oggi.jp