「冷や飯を食う」は、日本語の慣用句で、冷遇されるという意味で使われます。
- 冷たいご飯を食べる
- 昔は、炊きたてのご飯は家族の主食として大切にされ、冷めたご飯は下僕や使用人に与えられていました。
- そのことから、「冷や飯を食う」は、身分が低いことを意味するようになりました。
- 冷遇される
- 近代以降は、「冷や飯を食う」は、冷遇されるという意味で使われることが多くなりました。
- 会社で昇進や昇給が見送られたり、重要な仕事から外されたりすることを指します。
例文
- 意味1:
- 昔は貧乏だったので、いつも冷や飯ばかり食べていた。
- 主人が留守の間、下僕たちは冷や飯を食べていた。
- 意味2:
- 最近会社で冷や飯を食わされている。
- 上司から冷や飯を食わされて、やる気がない。
類似表現
- 冷遇を受ける
- 干される
- ぞんざいに扱われる
- 蔑ろにされる
対義表現
- 重用される
- 厚遇を受ける
- 期待される
- 尊重される
その他
- 「冷や飯を食う」は、ネガティブな意味合いを持つ表現です。
- 本来の意味である「冷たいご飯を食べる」よりも、「冷遇される」という意味で使われることが多いです。
まとめ
「冷や飯を食う」は、状況によって2つの異なる意味を持つ、奥深い日本語表現です。
正しく理解して使うようにしましょう。