「周章狼狽」とは、大いにあわてふためくこと

「周章狼狽」とは、大いにあわてふためくこと。

意味:

  • 大いにあわてふためくこと。
  • 非常にあわてうろたえること。

語源:

  • 「周章」も「狼狽」も、あわてるという意味の言葉です。
  • 「狼」「狽」はともに伝説上の獣で、狼は前足が長くて後足が極端に短く、狽は前足が極端に短くて後足が長い。
  • 二匹が一緒に歩行し、二匹が離れると倒れてあわてるというところから、「周章狼狽」という言葉が生まれたとされています。

使い方:

  • 予期せぬことに出くわして、ひどくあわてふためくさまを表す。
  • うろたえ騒ぐさまを表す。

例文:

  • 本試験に臨んで今さら周章狼狽しても始まらない。落ち着いてしっかりやりなさい。
  • 多大な資金を株につぎこんでいた中山くんは、株式市場の大暴落で周章狼狽し、あちこちへ電話をかけまくっていた。
  • 地震発生直後、人々は恐怖で周章狼狽し、街は一時的に混乱状態に陥った。

類義語:

  • 慌てる、あわてふためく、うろたえる、狼狽する、戸惑う、混乱する、右往左往する

対義語:

  • 落ち着く、冷静沈着、泰然自若、堂々としている

その他:

  • 「周章狼狽」は、四字熟語の一つです。
  • ビジネスや政治の場でもよく使われる言葉です。

補足:

  • 「周章狼狽」は、非常にあわてている様子を強調する表現です。
  • 単に「あわてる」よりも、もっと深刻で滑稽なニュアンスがあります。
  • よくない意味で使われることが多いですが、ユーモラスな表現として使われることもあります。

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