「頭隠して尻隠さず」 は、悪事・欠点の一部を隠して全部を隠したつもりでいる愚かさをあざける言葉

「頭隠して尻隠さず」 は、悪事・欠点の一部を隠して全部を隠したつもりでいる愚かさをあざける言葉。

【例文1】(妻)糖尿気味なのにまた隠れてケーキ食べたでしょ。(夫)食べてないよ。(妻)レシートがポケットに入ってたわよ。頭隠して尻隠さずだったわね。
【例文2】アリバイは完ぺきだったがレシートが決め手となり頭隠して尻隠さず。
【例文3】浅はかな考えが頭隠して尻隠さず。

例文1 のように、隠しているつもりでも、ちょっとした不注意でバレてしまう様子が、キジの長い尾のようにユーモラスに表現されています。

例文2 のように、完璧なはずのアリバイが、レシートという小さな証拠によって崩れ去る様子も、まさに「頭隠して尻隠さず」そのもの。

例文3 のように、浅はかな考えが思わぬ結果を招いてしまう様子も、「頭隠して尻隠さず」に通じます。

このことわざは、私たちに 「どんなに隠そうとしても、必ずバレるものはある」 という教訓を与えてくれます。

「正直が一番」 という言葉にも通じるものがありますね。

「頭隠して尻隠さず」 を教訓に、日々の言動を慎んでいきましょう。

参考URL:
頭隠して尻隠さず(あたまかくしてしりかくさず)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書