「下馬評」とは当事者が知らないところで取り沙汰される評判や噂という意味を持つ日本語のことわざ

「下馬評」とは当事者が知らないところで取り沙汰される評判や噂という意味を持つ日本語のことわざです。

語源

「下馬評」の語源は、江戸時代の参勤交代制度に由来します。当時、大名が江戸へ向かう途中、宿泊先で家来たちが下馬して休憩している間に、主人の評判や噂話をしていたことから、「下馬評」という言葉が使われるようになったと言われています。

意味

「下馬評」は、根拠のない情報や偏見に基づいた評判や噂話であることが多く、必ずしも真実とは限りません。また、当事者が知らないところで取り沙汰されるため、誤解や曲解を生むことも少なくありません。

使い方

「下馬評」は、噂話や評判について話すときに使われます。

  • 新しいお店の評判は、まだ「下馬評」の段階だ。
  • 選挙の「下馬評」では、彼は不利とされていたが、蓋を開けてみれば大勝利を収めた。
  • 彼女は「下馬評」では性格が悪いと言われていたが、実際会ってみるととても気さくで話しやすい人だった。

類義語

  • 風評
  • 評判
  • 憶測
  • 評判

対義語

  • 事実
  • 真実
  • 証拠
  • 根拠
  • 確証

注意

「下馬評」は、根拠のない情報であることが多いことを忘れずに、安易に信じることは避けましょう。

まとめ

「下馬評」は、噂話や評判について話すときに使える日本語のことわざです。根拠のない情報であることが多いことを忘れずに、安易に信じることは避けましょう。

参考URL:
下馬評(げばひょう)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書