「猫の魚辞退」とは、本心では望んでいるにもかかわらず、表面上は辞退する様子をたとえたことわざ

「猫の魚辞退」とは、本心では望んでいるにもかかわらず、表面上は辞退する様子をたとえたことわざです。猫が大好物の魚を断るという意外な状況から、「本当は欲しいのに断る」という一見矛盾した行動を表現しています。

このことわざは、以下のような場面で使われます。

  • 本心では賛成しているのに、反対を装う
    例: 上司の新規プロジェクトに賛成しているのに、慎重な姿勢を見せるために反対意見を述べる。
  • 好意を寄せている相手に、あえて距離を置く
    例: 好き避けをして、相手に好意を悟られないようにする。
  • 本当は欲しいものを、遠慮して辞退する
    例: 友人から高価なプレゼントを勧められた時に、遠慮して断る。

「猫の魚辞退」は、人間の複雑な心理状態をユーモラスに表現した ことわざと言えるでしょう。

用例

  • 彼は昇進を打診されたが、「まだ早い」と猫の魚辞退した。
  • 彼女はダイエット中なのに、目の前に美味しそうなケーキがあると、つい猫の魚辞退してしまう。
  • 政治家は国民の支持を得るために、猫の魚辞退のような発言をすることもある。

類義語

  • 遠慮深さ
  • 謙虚さ
  • ツンデレ
  • 口先だけ
  • 二枚舌

対義語

  • 率直
  • 正直
  • ストレート
  • 積極的
  • 貪欲

「猫の魚辞退」は、日本の文化や社会の中で、独特な意味合いを持つことわざと言えるでしょう。

参考URL:
猫の魚辞退 | 会話で使えることわざ辞典 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス