手を染める

【漢字】手を染める
【読み】てをそめる
【意味】藍染は染料が手に付くとなかなか落ちないことから、安易には抜け出せない。または悪事に手をつける。
【例文1】犯罪に手を染める。
【例文2】安易に手を染める。
【例文3】悪事に手を染める。

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悪い事に手を染める人のニュースを見て

最近色々な事件がニュースなどで報道されていますが、悪い事に手を染める人のタイプには色々あり、ニュースを見ていて1番辛いのは子どもが犠牲になる事件です。
子どもが自ら悪い事に手を染めるケースは多いですが、親が子どもに悪い事をさせることがあってはならないし、そういったニュースを見ると辛さを感じます。
例えば、親が子どもに万引きさせていたという事件がありましたが、このニュースを見た時子どもが可哀想という気持ちと、その後の親子関係は大丈夫だろうか?など心配な気持ちを抱きました。
本来、子どもが悪い事に手を染めると親が公正をさせて、社会に出ても困らないようにするものですが、親が悪い事を子どもにさせては話にならないと思います。
また、そういう親を持つ子どもは可哀想だと思うので、社会的にケアしてあげる対策も必要だと思います。

手を染める

何かに着手する事を「手を染める」と言い、悪い表現で使用される事も多く「泥棒に手を染める」や「悪事に手を染める」という具合に使用する事はあっても「雪かきに手を染める」とか「芋の皮むきに手を染める」という風にはあまり聞きません。その昔、染物屋の職人さんの手に染料が付着すると、水で洗うだけでは中々落ちない所をなぞり、一度身に付いた手癖や囚われた価値観は容易に抜けない事をそういう様になったのでしょう。勝手なイメージで言えば何か良くない道に足を踏み入れたか或るいは、その深みに嵌り出してもう自力では後戻り出来ない所まで来ている気がするのです。無垢な布に一旦色が付着すると、どうしても汚れた様な気がしてしまい、幾ら洗ってもその色が洗い落とせないと思えてしまうのです。悪い事だと判っていても、一度体験してしまうとその誘惑から逃れられなくなり気が着いた時には取り返しのつかない所まで落ちてしまっている場合があるのです。染料が手に付着するのは仕事の上の出来事ですしそれを咎める人はいない筈ですが、それが悪しき習慣だとなれば話は変わって来ます。何とか深みに落ちる前に抜け出す方法を考えた方が本人の為にもなりますし、周りにいる人達にとっても最小限の被害で済むかもしれません。