「取るものも取り敢えず」とは、急いでその場を立ち去るという意味の慣用句

「取るものも取り敢えず」とは、急いでその場を立ち去るという意味の慣用句です。

語源

「取るものも取り敢えず」の「取る物」とは、「持ち出すべき物」という意味です。つまり、「何も持ち出す暇もなく急いで立ち去る」様子を表した言葉です。

使い方

「取るものも取り敢えず」は、以下のような状況で使われます。

  • 何か急用ができて、その場をすぐに立ち去らなければならないとき
  • 危険を感じて、一刻も早く逃げなければならないとき
  • 非常に焦っているとき

例文

  • 地震が起きたので、取るものも取り敢えず外に飛び出した。
  • 火事が発生したので、取るものも取り敢えず避難した。
  • 上司に呼び出されたので、取るものも取り敢えず会議室に向かった。

類義語

「取るものも取り敢えず」の類義語としては、「一目散に」「慌てて」「とっさに」「あわてて」「一目散に逃げる」などがあります。

注意

「取るものも取り敢えず」は、「何も持ち出さずに立ち去る」という意味合いが強い表現なので、「必要な物だけを持って立ち去る」という意味で使われるのは誤用です。

まとめ

「取るものも取り敢えず」は、急いでその場を立ち去る様子を表す慣用句です。使う場合は、正しい意味を理解した上で、適切な場面で使うように注意しましょう。

参考URL:
取る物も取り敢えず(とるものもとりあえず)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書