「鳥なき里の蝙蝠」とは、優れた者や強い者のいない所では、つまらない者が幅をきかすことのたとえ

「鳥なき里の蝙蝠」とは、優れた者や強い者のいない所では、つまらない者が幅をきかすことのたとえです。

意味

鳥がいない里では、コウモリが鳥のように偉そうに振る舞うことから、優れた者や才能のある者がいない環境では、能力が低い者が偉そうに振る舞う様子をたとえたものです。

例文

  • あの会社は、優秀な人材が流出してしまったため、「鳥なき里の蝙蝠」のような状態だ。

  • 部署にリーダーがいないため、「鳥なき里の蝙蝠」で、誰も責任を取ろうとしない。

  • 彼は、学歴も職歴もないのに、「鳥なき里の蝙蝠」で偉そうにしている。

    類似の慣用句

  • 井の中の蛙(いの中のかわず - 井の中の蛙 meaning a frog in a well)

  • 山椒の魚(さんしょうのさかな - 山椒の魚 meaning a fish seasoned with pepper)

  • 一騎当千(いっきとうせん - 一騎当千 meaning a single warrior worth a thousand)

    まとめ

    「鳥なき里の蝙蝠」という言葉は、優れた者や才能のある者がいない環境では、能力が低い者が偉そうに振る舞う様子をたとえた慣用句です。覚えておくと、文章表現を豊かにすることができます。

    補足

    この慣用句は、皮肉や批判的な意味合いを持つことが多いので、使う際は注意が必要です。相手に対して失礼にならないように、状況をよく判断してから使うようにしましょう。

参考URL:
鳥なき里の蝙蝠(とりなきさとのこうもり)とは? 意味や使い方 - コトバンク