「難癖を付ける」とは、些細な欠点を見つけて悪く言うことを意味する慣用句です。
ポイント
- 「難癖」は、非難すべき点や悪いところという意味です。
- 「付ける」は、何かをくっつけるという意味だけでなく、作り事をするという意味もあります。つまり、「難癖を付ける」は、実際には問題ないことなのに、問題であるかのように装って非難するという意味合いが含まれます。
例文
- 近所のおばさんは、いつも他人の粗探しをして、難癖を付けている。
- ライバル会社は、うちの商品の欠点ばかり難癖を付けて、販売を妨害しようとしている。
- 彼は、いつも人の揚げ足を取って、難癖を付けるので、誰も彼と仲良くしたくない。
使い方
「難癖を付ける」は、理屈っぽくて意地悪な人が使うイメージがあります。また、正当な批判ではなく、悪意のある非難であることを強調したい場合にも使われます。
類義語
- 因縁をつける
- 文句を言う
- 文句をつける
- 文句たらす
- 文句節をつける
- 小言を言う
- 愚痴を言う
- 苦情を言う
- クレームをつける
英語訳
- find fault with
- nitpick
- criticize unfairly
- pick on someone
- make unreasonable demands
その他
「難癖を付ける」は、相手を困らせるや怒らせる目的で使われることが多いため、使う際には注意が必要です。
例:
- 会社の同僚が、いつも私の仕事に難癖を付けてくるので、困っています。
- 近所の子供たちは、よく公園で遊んでいる犬に難癖を付けて、いじめたりしています。
- 政治家は、マスコミの報道に対していつも難癖を付けて、反論しています。
「難癖を付ける」は、日常会話の中で様々な場面で使われる便利な言葉です。しかし、意味と使い方を理解して、適切な場面で使われるようにしましょう。
参考URL:
難癖を付ける(なんくせをつける)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書