「風の吹き回し」は、物事の状況や人の考えなどが、一定せずコロコロと変わを表す慣用句

「風の吹き回し」は、物事の状況や人の考えなどが、一定せずコロコロと変わを表す慣用句です。

  1. 物事の状況や人の考えなどが、一定せずコロコロと変わる様子
  • 政治の風の吹き回しで、政策が二転三転する。
  • 上司の風の吹き回しで、仕事の指示がコロコロ変わる。
  • 世の中の風の吹き回しで、何が正しいのか分からなくなる。

この意味の場合、「風の吹き回し」は、主にネガティブなニュアンスで使われます。状況や考えが定まらず、不安定だったり、振り回されたりしている様子を表します。

  1. 思いがけない幸運やチャンスが訪れること
  • どういう風の吹き回しか、宝くじに当たった。
  • 風の吹き回しが幸いして、転職に成功した。
  • 風の吹き回しがなければ、今の私はなかった。

この意味の場合、「風の吹き回し」は、主にポジティブなニュアンスで使われます。思いがけない幸運やチャンスが訪れる様子を表します。

例文

  • 社長の風の吹き回しで、私の部署は突然リストラ対象になった。
  • 風の吹き回しで、海外旅行に行くことになった。
  • 風の吹き回しを信じて、新しい事業にチャレンジしてみる。

語源

「風の吹き回し」の語源は、その時の風の向きによって、状況や人の考えなどが変わる様子に例えたものです。風は一定の方向から吹くわけではなく、クルクルと方向を変えます。そのため、「風の吹き回し」は、変化が激しいことや、予測が難しいことを表す言葉として使われるようになりました。

類義語

  • 風見鶏
  • 気分屋
  • 朝令暮改
  • 気まぐれ
  • 猫の目のように変わる

対義語

  • 一貫性
  • 安定
  • 確実
  • 予測可能
  • 筋を通す

その他

  • 「風の吹き回し」は、慣用句として使われることが多い言葉です。
  • 「風の吹き回し」は、人や物だけでなく、状況や時代にも使うことができます。

何か他にご不明な点があれば、お気軽にご質問ください。

参考URL:
風の吹き回し(かぜのふきまわし)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書