丸くおさめる

【漢字】丸くおさめる
【読み】まるくおさめる
【意味】争い事が円満に解決する。
【例文1】とにかく妻に謝ってその場を丸くおさめる。
【例文2】スキャンダル報道を平謝りで丸くおさめようとする。
【例文3】金で丸くおさめる。

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丸くおさめるのは良い事ばかりではない

喧嘩が起きたり、険悪なムードになったりすることを避けたいがために、丸くおさめようとしてしまいがちですが、それが逆によくない方向に進むこともあります。丸くおさめるというと、角が立たないようにきれいにその場を鎮めるという意味合いがありますが、問題の本質が解決しているかというと、そうではない場合も含まれています。誰かが言いたいことを呑み込んで我慢しているから丸くおさまっていることもあるからです。一見解決したように見えても、実は見えない炎がメラメラと燃え続けていることに気づかないと、恐ろしいことになり兼ねません。
ですから、何でも丸くおさめるというのはあまり良い事ばかりではないように思います。時には、言いたいことをぶつけ合って、分かり合えなかったとしても、相手の考えや気持ちを知るということが大切なのではないでしょうか。相手と自分は違うということを知ったうえで、どうするか考えていけばいいのです。事なかれ主義という言葉もありますが、丸くおさめるということも同様に、問題と向き合わないというマイナス面も出てきてしまうので、注意が必要です。
もっと言えば、丸くおさめようとしなくても、相手とまっすぐ向き合っていれば、行きつくべきところに行けると思うのです。そうならない相手とは、それまでの関係なのかもしれません。