「舟に刻みて剣を求む」とは、時勢の変化を理解せず、古い考えや方法に固執することのたとえ。
読み方: ふねにきざみてけんをもとむ
意味:
- 時勢の変化を理解せず、古い考えや方法に固執することのたとえ。
- 状況に合わせて柔軟に対応しなければ、失敗する可能性があることを表す。
語源:
- 中国の故事から。楚の国の者が川で剣を落とし、船べりに印をつけて「ここで剣を落とした」と言ったが、船は進んでおり、剣は流れてしまったという話。
使い方:
- 変化に対応できない人や、古い考えに固執する人を批判したい時に使う。
- 状況に合わせて柔軟に対応することの大切さを説きたい時に使う。
例文:
- 会社の経営者は、時代の変化に対応できず、舟に刻みて剣を求むような状態だ。
- 新しい技術を学ぶことを拒否する人は、舟に刻みて剣を求むような愚かなことをしている。
類義語:
- 時代錯誤
- 旧弊
- 融通がきかない
- 頭が固い
- 不器用
対義語:
- 柔軟
- 適応力
- 進歩的
- 革新
- 機敏
参考URL:
舟に刻して剣を求む(ふねにこくしてけんをもとむ)とは? 意味や使い方 - コトバンク
補足:
- 舟に刻みて剣を求むは、教訓的な故事として、古くから様々な場面で使われてきました。