「山高きが故に貴からず」とは、山は高いから価値があるのではなく、そこに木が生えているからこそ価値があるという意味を持つ慣用句

「山高きが故に貴からず」とは、山は高いから価値があるのではなく、そこに木が生えているからこそ価値があるという意味を持つ慣用句です。

読み方: やまたかきがゆえにたっとからず

意味:

  • 山は高いから価値があるのではなく、そこに木が生えているからこそ価値がある。
  • 人も外見が立派だから優れた人物とは限らず、知識や徳を兼ね備えてこそ立派な人物と言える。

由来:

  • 中国の晋代に書かれた『実語教』という書物にある故事から。

類義語:

  • 見かけはともかく中身が大事
  • 外見より内面
  • 中身は見た目より重要

例文:

  • 学歴が高いだけの人間が尊敬されるわけではない。真に尊敬される人は、学問だけでなく、人格も立派な人である。
  • あの人は背が高くてかっこいいけど、中身は空っぽなんだよね。

補足:

「山高きが故に貴からず」は、見た目だけで人を判断してはいけないという教訓を表すことわざです。

現代社会でも、外見が重視される傾向がありますが、このことわざは、外見よりも内面が重要であるということを思い出させてくれます。

参考資料:
山高きが故に貴からず(やまたかきがゆえにたっとからず)とは? 意味や使い方 - コトバンク