下にも置かない

【漢字】下にも置かない
【読み】したにもおかない
【意味】下座ではなく上座に置いて丁重に扱う。
【例文1】息子の彼女を下にも置かない歓迎でもてなす。
【例文2】結婚の挨拶にくる両家を下にも置かないおもてなしをする。
【例文3】下にも置かない優遇を受ける。

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大切なものほど下にも置かないようになってしまう人は

大切なものほど、至極丁寧に扱う人がいることでしょう。たとえば恋人から記念日にもらったプレゼントですね。あまりに大切にしすぎて下にも置かないほど丁重に扱ってしまう人が、世の中には一定数いることだと考えられます。

しかし『物の本質』や『プレゼントの本質』として、そのような扱いで良いのでしょうか。もしも恋人からのプレゼントがネックレスだったとすれば、おそらく恋人は「そのネックレスが似合うと思ったから」という理由で、プレゼントにネックレスを選んだことだと思います。恋人としては「相手にネックレスを着けてほしい」と思って贈ったのに、結局そのネックレスが使われなかったとしたら、贈った相手は悲しんでしまうのではありませんか。

それに物というのは使われてこそ、その意義があると考えられます。ネックレスであれば『首に飾って人を彩るもの』なのですから、いくら恋人からのプレゼントを大事にしたいからといって、そのプレゼントであるネックレスを使わない、つまり身に着けないというのは、相手にとって逆に失礼になる恐れも含有していると思われます。

大切なものだから大事にしたいという気持ちも分かります。ですが大事にするあまり、丁重に扱ってしまいしすぎている場合は『どのように大事にするか』を今一度考えてみてはどうでしょうか。