「他人行儀」とは、親しい間柄なのに、よそよそしく振る舞うさまを意味する四字熟語です。具体的には、以下のような意味合いがあります。
- 親しい相手に対して、形式ばった態度をとる
- 距離感を感じる
- 打ち解けない
- ぎこちない
- 不自然
「他人行儀」の由来
この四字熟語は、江戸時代の武士社会に由来すると言われています。
江戸時代の武士社会においては、身分や上下関係を非常に重視していました。
そのため、親しい間柄であっても、相手に対して失礼のないように接することが求められていました。
しかし、あまりに形式ばった態度をとってしまうと、かえって相手との距離を感じさせてしまうことがあります。
これが転じて、「他人行儀」という言葉が使われるようになりました。
「他人行儀」の使い方
「他人行儀」は、以下のような場面で使われます。
- 親しい相手に対して、よそよそしく振る舞っている様子を表現したい時
- 打ち解けない雰囲気を表現したい時
- ぎこちない関係性を表現したい時
例文
- 二人は、幼馴染なのに、他人行儀だった。
- 長い間会っていなかったせいか、他人行儀な会話だった。
- 彼は、いつも他人行儀で、何を考えているのかわからない。
「他人行儀」の類義語
「他人行儀」の類義語には、以下のようなものがあります。
- よそよそしい
- ぎこちない
- 不自然
- 打ち解けない
- 距離を感じる
「他人行儀」の英語表現
「他人行儀」にぴったりの英語表現は、"formal"または"stiff"です。
これらの表現は、親しい間柄なのに、よそよそしく振る舞うさまを非常によく表しています。
その他にも、以下のような表現が使えます。
- "distant"
- "unapproachable"
- "aloof"
- "cold"
- "unfriendly"
まとめ
「他人行儀」は、親しい間柄なのに、よそよそしく振る舞うさまを意味する四字熟語です。
この四字熟語を使う際には、相手との距離感を意識することが大切です。親しい相手には、自然体で接するようにしましょう。