武士は食わねど高楊枝

【漢字】武士は食わねど高楊枝
【読み】ぶしはくわねどたかようじ
【意味】武士は食事ができなくても食べてきたかのように爪楊枝をくわえる姿から、痩せ我慢している様子をいう。
【例文1】お金がなくて武士は食わねど高楊枝でダイエット中だとごまかした。
【例文2】独り身でクリスマスシーズンは武士は食わねど高楊枝で率先してシフトを入れる。
【例文3】周りは既婚者ばかりだが、自分は仕事が生きがいだと武士は食わねど高楊枝。

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武士は食わねど高楊枝がカッコいいとは思えない

私は「武士は食わねど高楊枝」という言葉を聞いて、身分やプライドが最優先しているように思いました。
確かに身分やプライドも大切だとは思いますが、やはり人間が生きていくためにはまずは食べなければなりません。
逆に言えば、身分が高く、プライドがあるからこそ、空腹でもそのように見せられないというのもあるかもしれません。
倹約志向の延長なのかもしれませんが、空腹を我慢してまで質素倹約する必要はないと思います。
当時の人たちは身分に限らず、食事は今よりも質素だったのだと思います。
しかし、だからといってあたかもごちそうをたらふく食べたという自分を演技しなくても良いのではないかと思いました。
私も以前は食べられない時期がありました。
人間は本当に食べられなくなった時、初めてプライドを捨てることができるのかもしれません。
やはり食べてお腹を満足させてから、身分やプライドを追及していくべきだと思います。
食べるものがないのなら、自分で食べるものを作るなど、まずは食生活を確保したほうが良いでしょう。
見栄やプライドはそれからでも遅くはないでしょう。
身分格差があるから、こういった無駄な見栄やプライドを持たないといけないのかもしれません。
これは今の時代にも言えるような気がします。