秋の日は釣瓶落とし

【漢字】秋の日は釣瓶落とし
【読み】あきのひはつるべおとし
【意味】釣瓶とは桶に縄をつけて井戸の水汲みをする。手を離すと、井戸の中にすぐ落ちる仕組みから、秋は日が暮れるのが早いものである。
【例文1】秋の日は釣瓶落としだから、早めに用事を済まして帰ろう。
【例文2】秋の日は釣瓶落としで夕暮れから車のライトを付ける。
【例文3】もうこんな時間か。秋の日は釣瓶落としだ。

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秋の日は釣瓶落としの意味や由来について

秋の日は釣瓶落としとは、秋は他の季節に比べて急に日が暮れるのが早くなることをさします。
ではなぜそのように呼ばれるようになったのか、その由来について見ていきたいと思います。
釣瓶落としとは、急速に落ちることを例えた語句で、秋の釣瓶落としは秋の日の入りの速さを上手く言い表していますね。
四季の移り変わりを見ていると、日没時刻が夏から秋に向かって早くなっているのが分かりますよね。
特に夏から秋はにかけての日照時間が短さは体感的にも本当に早く感じると思います。
これは夏に比べて秋は薄明継続が短くなるのです。そこで急激に暗くなったと感じるんですね。
また、秋は日中時間が減るのはもちろんのこと、日没時刻も早まります。
そこも夏に比べて早く暗くなったと感じさせる要因です。
夕方になると一気に西日がに沈んで、あっという間に日没になりますよね。
実は春と秋は条件的によく似ているのです。
しかし夏から秋、冬から春という季節の並びがよりそう感じさせているのだと思います。
まさに井戸に釣瓶が真っ逆さまに落ちていくように、日があっという間に沈む様子を上手く例えていますよね。
このような例えを踏まえたうえで、秋の空の変化を楽しんでみるのもいいのではないでしょうか。