「大の虫を生かして小の虫を殺す」とは、重要なものを守るために、小さな犠牲を払う必要があるという状況を表すことわざ

「大の虫を生かして小の虫を殺す」とは、重要なものを守るために、小さな犠牲を払う必要があるという状況を表すことわざ。

意味:

  • 重要なものを守るために、小さな犠牲を払う必要があるという状況を表すことわざ。
  • 全体にとってより大きな利益を得るために、小さな損失を受け入れることを意味する。

語源:

  • 中国の古典「韓非子」の中の「喩老」という一節から。

例文:

  • 会社の存続のために、一部の部門を廃止するのは、大の虫を生かして小の虫を殺すという考え方だ。
  • 病気の進行を止めるために、患部を切除する手術は、大の虫を生かして小の虫を殺すという例だ。
  • 緊急事態においては、個人の権利を制限する必要がある場合もあり、これは大の虫を生かして小の虫を殺すという考え方と言える。

類義語:

  • 小を捨てて大に就く
  • 見切り発車
  • 一時しのぎ
  • 損して得取れ
  • 痛み分け

対義語:

  • 全てを手に入れる
  • 犠牲を払わない
  • 完璧主義
  • 理想主義
  • 欲張り

注意点:

  • 大の虫を生かして小の虫を殺すは、倫理的に難しい問題を孕むことわざである。
  • 犠牲にするものが本当に小さなものであり、本当に必要な犠牲なのかを慎重に判断する必要がある。

補足:

  • 大の虫を生かして小の虫を殺すは、様々な場面で使えることわざ。

参考URL:
大の虫を生かして小の虫を殺す(だいのむしをいかしてしょうのむしをころす)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書