「命あっての物種」は、生きているからこそ様々なこともできるが、死んでしまえば何にもならないことを意味する慣用句

「命あっての物種」は、生きているからこそ様々なこともできるが、死んでしまえば何にもならないことを意味する慣用句です。

「物種」は、物のもととなるもの、物事の根元の意。つまり、「命がなければ何もできない」という意味合いになります。

由来

この言葉の由来は諸説ありますが、江戸時代の浄瑠璃や狂言にルーツがあると考えられています。

使い方

「命あっての物種」は、主に以下の2つの場面で使用されます。

  • 命の大切さを実感したとき

    • 事故や病気などから九死に一生を得たとき
    • 困難な状況を乗り越えたとき
  • 命の尊さを説教するとき

    • 子供に命の大切さを教えるとき
    • 危険な行為を戒める

例文

  • 大病を患ったが、命あっての物種、こうして元気に話せる。
  • 登山中に滑落したが、奇跡的に助かった。まさに命あっての物種だ。
  • 子供たちに、命あっての物種だから、安全に気をつけて行動しなさいと教えた。
  • 命を粗末にするようなことはやめなさい。命あっての物種なのだから。

類義語

  • 死んで花実が咲くものか
  • ぬちどぅ宝
  • 命は宝の宝

対義語

  • 死ぬこと
  • 命を落とす
  • 亡くなる
  • 逝去する
  • 永眠する

まとめ

「命あっての物種」は、生きていることの尊さを改めて実感させてくれる言葉です。日々の生活の中で、この言葉を忘れずに、命を大切に過ごしていきたいものです。

参考URL:
命あっての物種(イノチアッテノモノダネ)とは? 意味や使い方 - コトバンク