案ずるよりも産むが易し

【漢字】案ずるよりも産むが易し
【読み】あんずるよりもうむがごとし
【意味】無駄な心配はいらない。始める前は色々と心配事が多いが、実際に始めてみると案外できるものである。
【例文1】そんなに気になるなら案ずるよりも産むが易しで転職してみたらどうだい?
【例文2】一人旅は案ずるよりも産むが易しだ。

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私の座右の銘である「案ずるよりも産むが易し」

「案ずるよりも産むが易し」という言葉がありますが、これは始めるまではあれこれ心配してしまうものの、終わってみると容易くできるという意味です。
元々はお産のことについて言った言葉ですが、転じてこの意味になったと言われています。
私は仕事柄、これを感じることが多々あります。
私は技術職であるため、その場での自分のテクニックが物を言う職です。
そのため、失敗が許されずに担っている責任が重く、大きな仕事の前日は大丈夫かと心配して眠れないことも頻繁にありました。
しかし、いざ当日になって終わってみると、驚くくらい拍子抜けしてしまうことも多いのです。
勿論、自分の事前準備がしっかりしているかどうかも重要なんですが、こういう時はまさに「案ずるよりも産むが易し」という言葉を実感します。
そのため、最近ではこの言葉を座右の銘として掲げているんですが、前日どうしても眠れない時はこの言葉を唱えると、なんだか自信が湧いてきます。
大丈夫、私ならできる、と思うことができ、そのポジティブな気持ちが仕事にもいい方向に繋がるのです。
最近では怖いものがなくなっていき、新しいことにもチャレンジする勇気も出てきました。
言葉の力とは絶大なものなんだなと感じた瞬間でした。

案ずるよりも産むが易し

インターネットが当たり前の世の中になって、なんでも事前にインターネットで調べてからじゃないと実行できないという人が増えています。
かくいう私もその一人で、初めての場所に行く時は必ずスマホに地図を保存しておきます。今就職活動中ですが、面接を受ける前に必ず企業の評判を調べます。
しかし、案ずるより産むが易しというように、まずやってみることが重要ではないかと最近思うようになりました。
道は間違えた方が覚えられるし、面接を受けるだけなら企業の評判は関係ありません。受かったら調べればいいのです。
インターネットは便利ですが、何でも調べすぎることで自分で考える力や、資料やインタビューなど他の媒体から情報を得る力が損なわれることを実感しています。
そして、先の就職活動の例のように調べる必要のないことまで調べてしまって大切な時間を奪われている感さえあります。
さらに、職場に溶け込めないなど自分の悩みについて調べるなら、インターネットよりも本や人とと話すことの方が解決策が得られることが多いです。
ネット上で悩みに回答してくれる人は、自分のことをよく知っている人ではないし、専門家でないことがほとんどだからです。
時間を浪費しないためにも、事前にネットの習慣をやめようと思います。