尻を拭う

【漢字】尻を拭う
【読み】しりをぬぐう
【意味】人の失敗の後始末をする。
【例文1】子どもの尻を拭うのは親だ。
【例文2】尻を拭うのは勘弁。

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尻を拭う人は決まっています

尻を拭う、もしくは尻拭いをするという言葉はよく使われます。
この言葉の意味は、「人の失敗や不始末への後始末をすること」を言います。
これは会社においてよくあります。
例えば、部下が失敗したことを上司が責任をもって後始末をおこなうことはよくあります。
また、我が子が失敗し、他人に迷惑をかけているのであれば、親として責任をもって対処をすることもあるでしょう。
これは仕方のないことですし、部下はチャレンジして、結果として失敗してしまっているのであれば、上司は快く責任を取って対応を行いますし、ましてや、親と子の関係であればなおさらです。
しかしながら、この尻拭いを当たり前のように考えている人もいます。
例えば、やるべきタスクが漏れていた場合、それを気づいた人がやらないとならない雰囲気があります。
本来であれば、そのタスクの洗い出しを行った人がやるべきなのですが、その人は手を汚したくない一心で避け、知らないふりをして過ごす人がいます。
このような無責任な人が最近多い気がしてなりません。
そして、そういう人に対して、尻を拭う人は決まっていたりします。
尻を拭う人は、「誰もやる人がいないから仕方なくやらざるをえない」という気持ちで対応していると思いますが、なんともいえない理不尽さは否めません。

掃除や片付けで家族の尻を拭うような気持ちになった

私は以前に掃除のアルバイトをやったことがありました。
それまでは掃除が正直なところ、あまり好きではなかったので、最低限しかやっていませんでした。

しかし、仕事をきっかけに掃除の大切さを知り、今では掃除をきちんとやるようになりました。
今では掃除は家事の一つとして行うだけですが、それでも細かいところまで目が行ってしまいます。

その為、掃除以外の時間でも見えてしまった汚れがあると、そのつどキレイにしたり片付けたりしてきました。
それが自分の汚したものなら、仕方がないと思えるのですが、家族のものとなると次々とやらなければなりません。

木になるので、ついすぐにやる癖が付いてしまったのですが、そればかりをやっていると、他の仕事の時間を奪ってしまうこともあります。

しかし、それはそれで何とかなっているのですが、一番問題なのは自分が家族の掃除をこまめにやることが、家族の尻を拭っているような気持ちになってしまうことです。

それが過ぎると家事ノイローゼにもなりかねません。
そこで、やり方を変えて、家事も時間を決めて、それ以外はやり過ごすして、後回しにするようにしました。

おかげで時には家族が自分でキレイにすることもあり、自分が家族の尻を拭うという感覚はなくなりました。