「食指が動く」は、日本語のことわざで、食欲や興味がそそられる、誘惑されて何かをしたいと思うという意味

「食指が動く」は、日本語のことわざで、食欲や興味がそそられる、誘惑されて何かをしたいと思うという意味です。このことわざは、中国の故事から由来しています。昔、子貢という名前の貴族が、美味しい料理を食べようとするたびに人差し指がピクピク動くことに気づきました。彼はこれが美味しい食事を楽しむ前兆であると結論づけ、それ以来このことわざは、誰かが何かを強く欲したり、衝動を感じたりする状況を説明するために使われるようになりました。

「食指が動く」 は、何かについて興奮したり、熱心だったりする人を表すために、しばしばポジティブな意味で使われます。例えば、「この料理、食指が動くね。」(kono ryori, shokushi ga ugoku ne)と、美味しそうな料理を見て興奮していることを表現することができます。

しかし、このことわざは、自分がすべきではないと分かっていることをしたいという誘惑に負けた人を表すために、よりネガティブな意味で使われることもあります。例えば、「ギャンブルはもうやめようと思っていたのに、また食指が動いてしまった。」(ganburu wa mō yameyō to omotte ita no ni, mata shokushi ga ugoite shimatta)と、誘惑に負けて宝くじを買ってしまったことを後悔していることを表現することができます。

「食指が動く」 を使った例文をいくつか紹介します。

  • 「新しいゲームの発売、食指が動くよ。」 (Atarashī gēmu no hatsurei, shokushi ga ugoku yo.) - 新しいゲームの発売が楽しみだ。
  • 「宝くじ、当たったらどうしようかな… 食指が動くね。」 (Takarakuji, atattara dō shiyō ka na... Shokushi ga ugoku ne.) - 宝くじが当たったらどうしようかな… 買いそう…
  • 「仕事は忙しいけど、趣味の読書は食指が動くね。」 (Shigoto wa isogashii kedo, shumi no dokusho wa shokushi ga ugoku ne.) - 仕事は忙しいけど、趣味の読書は楽しい。

「食指が動く」 は、誘惑や欲望の感情を表現するのにカラフルで表現力豊かなことわざです。私たちは皆人間であり、時には自分が良くないと分かっていることをしたいという誘惑に負けることがあることを思い出させてくれます。しかし、誘惑に抵抗し、自分の利益になる選択をする力を持っていることも思い出させてくれます。

参考URL:
誤用に注意!〝食指が動く〟の意味や由来とは?食指とはどの指のこと? | Domani