「鼻に付く」とは、匂いが強烈で不快に感じるという意味

「鼻に付く」とは、匂いが強烈で不快に感じるという意味。

  1. 匂いが強烈で不快に感じる

強い芳香料やタバコの煙など、不快な匂いが鼻をつく様子を表します。比喩的に、「人の言動などが鼻につく」という意味でも使われます。

例文

  • 香水がきつすぎて、鼻につく。
  • 彼の自慢話は、鼻につく。
  1. 飽きてイヤになる、人の振る舞いなどが鬱陶しく感じられる

同じことを何度も繰り返したり、わざとらしい態度を取ったりする人が、不快に感じられる様子を表します。

例文

  • 彼のナルシストな態度は、鼻につく。
  • 毎日同じ話を聞かされると、鼻につく。

語源

「鼻に付く」の語源は、「強い匂いが鼻を刺激する」というところから来ていると考えられています。鼻は、人間にとって非常に敏感な器官であり、不快な匂いを嗅ぎ取ると、それを排除しようとします。そのため、「鼻に付く」という言葉は、「不快なものに対して拒否反応を示す」という意味合いを持っています。

類義語

「鼻に付く」の類義語としては、「うっとうしい」「煩わしい」「鼻につく」「鼻持ちならない」「鼻につく」などがあります。

使い方

「鼻に付く」は、主に以下のような状況で使われます。

  • 誰かの言動によって、不快な気持ちになったとき
  • 理不尽なことに腹が立ったとき
  • 思い通りにならないことがイライラするとき

例文

  • 上司の説教が、いちいち鼻に付く。
  • 近所の人の犬の吠え声が、朝から晩まで鼻に付く。
  • 試験に落ちたことが、今でも鼻に付いている。

その他

「鼻に付く」は、比較的口語的な表現なので、フォーマルな場面では使う避けたほうが良いでしょう。

まとめ

「鼻に付く」は、「不快なものに対して拒否反応を示す」という意味を持つ慣用句です。使う場合は、正しい意味を理解した上で、適切な場面で使うように注意しましょう。

参考URL:
鼻に付く(はなにつく)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書