火蓋を切る

【漢字】火蓋を切る
【読み】ひぶたをきる
【意味】銃弾を撃つために火蓋を開き点火して戦いを始めることから、行動を開始するという意味。
【例文1】いよいよ試合の火蓋を切るときが迫ってきた。
【例文2】リベンジに燃え火蓋を切る。
【例文3】決勝戦で火蓋を切る。

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火蓋を切る人

プロ野球を見ていると火蓋を切る打者が必ずいます。白熱した投手戦は面白く手に汗を握ることが多々ありますが、これでは勝敗はつきません。そこで打線が奮起しないといけないのです。火蓋を切るバッターはホームランを打てば上出来ですがそうも行きません。先ずは何とかして塁に出ることを考えなければならないのです。火蓋をきるには、バントもありましょう。内野安打もありましょう。キレイなセンター前ヒットもありましょう。一塁に出れば次のバッターが何とかしてくれます。そこで展開が進んでくるのです。それだけ最初の火蓋を切るバッターは大事なんです。そこでホームランバッターよりもアベレージヒッターの方が火蓋を切る確率が高くなります。そして塁に出れば今度は監督の采配になります。次のバッターに送りバントをさせるか、ヒットエンドランを狙うか、または賭けで盗塁させるか、野球の醍醐味はここにあるのではないでしょうか。監督はとてもキツい立ち位置にあります。1点をもぎ取るのに色んな想定を考える必要がある訳です。チームの善し悪しは監督の善し悪しにかかっているのです。火蓋を切るバッターは責任を果たしました。あとは監督がどう考えるか。本当に野球は面白いです。